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ワイン・ソムリエ試験の詳細

ワイン・ソムリエ試験は、1985年から日本ソムリエ協会主催で行われている認定試験です。
この試験を受けるための資格としては、ワインやアルコール飲料を提供する飲食サービス業経験が5年以上(ただし、日本ソムリエ協会会員は経験及び会員歴が3年以上)ある者に限られています。
業種としてはホテルやレストランのサービス担当者、航空会社の客室乗務員、船舶のサービス担当クルー、調理従事者があてはまります。

試験で出されるのはマークシート式の知識問題、ティスティング、そして抜栓とデキャンティングがあります。
抜栓は、ソムリエナイフでキャップシールの所定の位置に切れ目を入れ、ナイフを回してシールを外したのち、コルクスクリューをコルクの頭の中心に直角に入れ、真っすぐ入るよう回していき、瓶をしっかり押さえてテコの取っ手をゆっくり引き上げ、残り1cmほどまでコルクが上がったら指でゆっくり引き上げます。
そして瓶の口を清潔な布巾などで拭き取ります。

デキャンティングはワインをデキャンタに移して味をまろやかにするとともに澱を取り除くものです。
まずワインをパニエに入れて寝かし、澱を下に沈ませます。
そしてそのまま抜栓した後、デキャンタに澱が入らないようにパニエごとワインを持ち、静かにデキャンタに注ぎ、空気となじませます。